平成29年9月16日(土)、鶴岡市先端研究産業支援センターにおいて、「がんメタボロミクスセミナー」を開催しました。
このセミナーは、がんメタボローム研究に取り組む国立がん研究センター・鶴岡連携研究拠点の開設経緯や研究室の活動を紹介し、広く市民・県民に理解を深めていただくために開催したものです。
セミナーでは、最初に慶應義塾大学先端生命科学研究所の冨田勝所長から同先端研の歩みや成果を報告いただいた後に、国立がん研究センターの中釜斉理事長が「がんにならない、がんに負けない、がんと生きる社会」と題してがんの現状からがん研究センターの理念や活動、また、最新治療などについて講演しました。
引き続き、鶴岡連携研究拠点がんメタボロミクス研究室の牧野嶋秀樹チームリーダーが「がんの核酸代謝は、治療標的になり得るのか」、横山明彦チームリーダーが「がんの仕組みを知り、がんの薬を作る」と題して、それぞれ研究内容を紹介しました。
会場には、ほぼ満席の180名余の市民等が入場し、熱心に各講師の話に聴き入っていました。
講演する国立がん研究センター理事長の中釜
慶應義塾大学先端生命科学研究所 冨田勝所長にも講演いただきました